海軍塾の舳先で、龍馬は死んだ友を思う。
同志の北添も、望月も新撰組に斬られて死んだのだ。
安岡は激怒する。
幕府の船に乗る自分に、怒りを見せない龍馬に、動かぬ時代に。
そして遂に、長州藩が爆発する。
わずか3000の兵で京都に現れ、2万を超える幕府軍と対峙した。
海軍塾の同志であった安岡も海軍塾を飛び出しこれに参加。
他にも多くの海軍塾生が、参加していった。
数の上で、簡単に阻止出来ると思っていたが長州・浪人連合軍はなんと御所前まで進撃。
軍略の上でも、軍事力の上でも、幕府軍を圧倒していた。
だが、御所前についた途端、御所警備の任についた西郷の指揮する薩摩軍が現れる。
早くから開国派であった最新式の軍備はあっという間に長州軍を壊滅に追い込んだ。
薩摩と長州は、最強の藩として認知されると共に、お互い殺しあったという関係性となった。
幕府は直ちに長州征伐を決定。
顧問となった薩摩の西郷は戦による徹底的な弾圧ではなく、講和により戦を収束させる。
それは、藩の過激派を後援した家老たちの首を差し出させるなど、厳しい講和であった。
西郷への長州の恨みは日に日にましていくばかりであった。
その西郷に龍馬が面談する。勝の使いとして・・・。
勝は、龍馬から話を聞き、西郷と直接話す決意をすることとなる。
勝は、西郷に幕府を叩き潰してでも、この国をなんとかしなくてはいけないという。
幕府で海軍奉行並という職につきながらのこの発言に西郷は驚く。
そして、西郷は、この勝の面談から、幕府への不信感を抱くこととなった。
だが坂本龍馬はその頃、ついに一介の浪人となってしまう。
海軍塾から多くの反乱者が出たことを問題にし、勝海舟は罷免となったのだ。
何の後ろ盾も持たず、船も失い、友も失う。
龍馬は、薩摩の西郷に船を貰い、日本人初のカンパニー亀山社中を起こすのだ。
龍馬は、いつの間にか好きになったお龍に大阪行きを伝える。
自分の思いははぐらかして結局中々伝えられない。
雲みたいにフワフワとどこへでも行く龍馬。
一方、弾圧された長州藩で、ついに風雲児高杉晋作が立ち上がる。
たった80人で、幕府に謝りつづけた長州藩を変えてしまう。
2000人にうちかかり、劇的な勝利を収める事となるのだ。
また、薩摩の西郷も激怒を重ねていた。
幕府の水戸天狗党に対する処分は、女子供にまで至る凄惨な処分であったのだ。
もう幕府とは何も出来ない。
二度目の長州征伐になど参加できない。
それが、西郷の決断であった。
龍馬の目の前に現れた中岡は両藩の変化を報告。薩長和解を提議する。
そんなことは簡単に出来るわけがないという龍馬に、言う。
この二つの藩を動かせるのは、坂本、おまさんしかおらん。
龍馬はそんなこと出来ないといいながらもこれを了承。
ついに幕末最大の奇跡へと奔走する事となる。
涙ながらに薩摩に殺された同士の事を語る桂小五郎こと、木戸孝允にも。
そんな事が出来るはずもないという西郷にも。
龍馬は、土下座してでも、正直にまっすぐ、今、一番重要なことを訴える。
木戸も、西郷も、心を動かされ面談を了承する事となる。
だが最初の面談は西郷が約束を破った事でご破算となる。
中岡は切腹をしようとし、龍馬は土下座をして謝る。
もう一度、もう一度だけ。必ず西郷をつれてきますき、約束しますき。
龍馬の必死の土下座に、木戸はしぶしぶ了承する事となる。
ここまでこじれたら、もう、簡単に面談など出来ない。
坂本龍馬の亀山社中がついに歴史で大きな働きをする。
薩摩名義で購入した武器を長州に手渡すという、逆転劇を起こすのだ。
最新式の西洋の武器さえあれば、幕府の長州征伐に対抗できる。
饅頭屋の長次郎こと上杉宗次郎が大活躍をしてこれを実現する。
だが、喜ぶ長州藩からの謝礼として、社中の仲間に黙って洋行を企てる。
その企てがばれて、宗次郎は切腹する事となった。
土佐から、武市、以蔵の死の知らせが届く。
お龍が以蔵を慕っていた事を思い出し、恋も友も失って龍馬は泣く。
畳み掛けるように、宗次郎の切腹を知り、龍馬は立ち尽くす。
このままじゃいけん。なんとしても、薩長和解をすすめにゃならん。
龍馬は下関に向かう。
高杉晋作は、龍馬にずけずけと物を言う。
英雄とついに面談をしたのだ。
そして高杉は、ピストールを龍馬に手渡す。
それは、無言の、死ぬな。そして君の行動にかかっているのだという高杉のメッセージ。
いまや長州にとって龍馬は最後の救いの糸だった。
長州藩は護衛に槍の達人三吉慎蔵までも、龍馬につけることとなる。
龍馬は、米不足の薩摩に長州から米を恵んでくれと木戸に言う。。
五分と五分の関係性を、長州の面子を立てるのだ。
木戸は全てを理解した。
木戸とて、薩摩との連合が大事だと分かっている。
それでも、長州人たちの面子を守ってやるという仕事があるのだ。
初めて木戸は、龍馬に感謝の意を伝える。
遂に薩摩と長州の面談の京都での約束をとりつけたのだった。
そして、龍馬、西郷、木戸の三人は面談をする。
龍馬はおろおろとするばかり。
険悪と思われた西郷、木戸は、龍馬の目の前で薩長同盟を果たす。
西郷、木戸、2人の英雄は、出会えば分かり合えるほどの大人物だった。
龍馬は寺田屋に帰る。
歴史が動いたのだ。
ゆっくり朝まで飲むのだ。
泣かないと決めたのに、泣けてきて仕方がない。
だがそこに、龍馬の命を狙う捕吏が現れるのである。
お龍は、風呂場から裸のまま飛び出し、龍馬に危機を伝える。
護衛の槍の慎蔵はすぐさま千党体制に入り、龍馬を必死で守る。
龍馬は高杉からもらったピストールで対抗。
お登勢の助言で裏口から逃げ出す。
もはやこれまで、切腹をしようとする慎蔵に龍馬は怒る。
切腹はいかんちや。切腹はいかんちや。
長次郎も、武市も、皆、切腹した。
そんな世の中を変えるために今まで走ってきたのだ。
命は天に預けろ。龍馬は意識を失う。
西郷は龍馬襲撃に激怒して、軍を差し出す。
薩摩と長州が和解して、最初に合同で行ったのは、なんと龍馬救出だったのだ。
遠のいた意識の中で龍馬は夢を見ていた。
たくさんの死んだ同志の夢を。
武市、以蔵、長次郎、吉村、那須、お栄姉さん、現れては消え、消えては現れる・・・。
ふと涙を流したまま目覚めるとそこには看病をするお龍がいた。
龍馬は、愕然と眠りにつく。
龍馬はお龍にプロポーズをする。
お登勢はお龍の背中を押し、2人は日本人初の新婚旅行に向かう。
薩長同盟なんてどうってことねぇぜよ。
龍馬はうそぶく。
こうやって、幸せになりたかっただけ。
誰も涙を流さないような世の中にしたかっただけ。
だから、アシは、死なないよ。
そうお龍に約束する。
その約束が果たされる事はない。
坂本龍馬の命あと2年
2008年04月15日
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