坂本龍馬は船の上にいる。
多くの同志が命を喪い、多くの同志が投獄されている。
坂本龍馬は海の上にいる。
師である勝海舟と共に。共になんの後ろ盾もなくなった浪人と共に。
坂本龍馬は夢の中にいる。
その夢は理解されない。孤立だってする。それでも夢は捨てない。
「龍馬よ雲になりすませ」はここから始まる。
まだ時代の中心にすらいない。
ただわかっていることは。
こんな男がこの国にかつて本当にいたという事だ。
幕末最大の奇跡と呼ばれる薩長同盟の裏書は、一介の浪人坂本龍馬が書いている。
なんの補償にもならないはずの坂本龍馬の名前。
そこにミステリーを感じる歴史学者も数多い。
いや、日本初の株式会社である、亀山社中も。
日本人初の新婚旅行も。
日本初の海難裁判も。
或いは、議会政治まで辿り着いた思想も。
あるいは、世界にも類を見ない無血による革命、大政奉還も。
その死すら、現在もミステリーとして多くの学者が研究をしている。
この「龍馬伝説」はこの回で終わる。
そして本当の龍馬伝説はここから始まる。
デビッド・宮原は「なぜあれほどまでに坂本龍馬は愛されたのか?」だけを中心にすえた。
どこまで優しかったか底が知れない男、坂本龍馬。
同時代に生きる多くの人が残した言葉にその伝説は残る。
だがその伝説のほとんどはほんの2〜3年の間に極端に集中しているのだ。
作品の見所は、坂本龍馬に限らない。
多くの支え続けた女性、命を懸けた志士たち、滅び行く幕府側の人々。
ただこの作品をより楽しめるように。
そんな仕掛けを実はこの「龍馬伝説」に幾つも織り込みました。
誤字・誤変換・脱字などなど、多くあります。
読みづらい箇所も多いと思います。
はじめから読んでいる方、途中から読んでいる方、途中で断念した方もいらっしゃるでしょう。
生のLIVEの、役者と役者の駆け引きでしか出来ない表現があります。
実際に人と人とが目を合わせて飛び交う火花があります。
そこから見えてくる何かこそ、龍馬伝説の正体です。
ここから先の「龍馬伝説」は舞台に預けます。
桜咲く頃。
真の「龍馬伝説」が始まります。
校了
2008年02月21日
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/85418359
この記事へのトラックバック
http://blog.seesaa.jp/tb/85418359
この記事へのトラックバック

これ全部読んで、両方の公演観たら、ああ!って場面があると思うよーー。