IZOも。坂本龍馬シリーズの舞台が終わった後だった。
イラクでの戦争が起きたりして、いやな時期だった。
おいらは、「トモダチ」という曲の歌詞を書いた。
今日、劇団のファンが多く集まるイベントで
おいらのバンドLittleSadisticDoorsがアンコールにて披露した。
おいらが詩を書いて、織田君が曲を書く。
おいらは詩を書く時に、言葉のリズム感なんかを考える。
幕末作品で一貫して坂本龍馬を演じたおいらは、土佐弁のリズムの歌詞を書きたかった。
自然、龍馬が以蔵に話しかけるような詩がどんどん出来ていった。
おいらのいつかいなくなっちゃった親友への思いと。
飛行機に乗っかって、神様を信じたままビルに突入したテロリストと。
そして、幕末の日本、京都の町でテロを繰り返した岡田以蔵を思って書いた。
まるで当たり前のように、詩はすらすらと出来て行った。
織田君はこの曲をフォークソングとして持ってきた。
それをおいらが珍しくアレンジした。
ここは、戦争を意味している間奏なんだよ・・・とか、そんなつたない説明でさ。
そうやって、あの曲は出来上がっていったんだ。
岡田以蔵の舞台の直前に。
その舞台を愛してくれるお客様の前でライブをする機会が来た。
そんな日が来ると思って書いた曲ではないけれど。
当たり前のようにそんな日がやってきた。
歌っててどうにも泣けてきた。
ずっと我慢しながら歌ってた。
目の前にいるお客様の仲にも泣いているお客様やこらえているお客様がいた。
それだけでいい。
そうなんだ。そういうことなんだって思う。
おいらは、台詞や歌詞を少しだけいじって、特別版で歌った。
とても不思議な感じだ。
以蔵も龍馬も、おいらの中でいつの間にかトモダチになってるんだ。
武市も。桂さんも、西郷さんも、高杉さんも。
不思議なぐらい、トモダチになってる。
これはきっと演じたからなんだって思う。
ライブハウスのステージの真ん中で。
トモダチに向けて歌った。
ぐっと近寄ってきた。
また、あいつらが、ぐっと近寄ってきたのを肌で感じた。
この感じがわかるだろうか?
そんな状態でおいらは稽古にすぐに向かうんだ。
舞台の頃には。
もっともっと、トモダチになっているだろう。
